こんばんは、不動産投資失敗記の編集部です。
今日は火災報知器の設置というテーマでブログを書いていきたいと思います。
初めて戸建てを購入して賃貸付けをする際に、管理会社から
『編集長、火災報知器が無いので設置してください』
と言われました。
火災報知器って入居者さんが自主的につけるものじゃないの?と思っていた私には寝耳に水。費用も分からないし設置しなくてはいけないのかすら分からない状態でした。
むしろ、管理会社が提携の火災報知器の会社があって高いの売りつけて来てるんじゃぐらいの勢いで考えておりました。
賃貸で借りている自分の家の火災報知器は、ガス会社と謎のリース契約を結んでいるので、大家が設置するの??という疑問満点でした。
結論から申し上げますと火災報知器の設置は義務化されており設置が必要です
設置しなくても貸出できますが、万が一の時大家側に損害賠償のリスクが存在します
それでは、詳しく見ていきましょう。
火災報知器とは
火災報知機(かさいほうちき)は感知器によって火災を感知若しくは火災を発見した人間が発信機を操作することで警報を発したり、消防機関に通報する機器の総称である。自動火災報知設備や住宅用火災警報器、消防機関に通報する火災報知設備がこれに含まれる。なお、一般に火災報知器と表記されることがあるが、日本の消防法規および業界団体では火災報知機と表記している。
※ Wikiペディア参照『火災報知器』
読んで字のごとくであるが、火災時に発生する熱や煙を探知し入居者に警報などで注意喚起する報知器のことである。
ビルやマンションだと自火報(自動火災報知器)といって管理員室などに親機の発信装置があって、火災の発生を警備会社へ発報するなどの装置もある。
今回は、一般的な大家さん戸建てや小規模アパートの大家さんを想定しているので必要になるものは住宅用火災報知器と呼ばれる部類のものである。
火災報知器の設置法令について
火災報知器設置の法令は、消防法で定められています。
【消防法第9条の2】住宅用防災機器の設置義務化
1.住宅の用途に供される防火対象物の関係者は住宅用防災機器を基準にしたがい設置し、維持しなければならない。
2.住宅用防災機器の設置および維持に関する基準などは政令で定める基準にしたがい市町村条例で定める。
上記の法令によって、住宅の用途に供される建物の関係者は基準に従い、火災報知器を設置、維持することが求められているのである。
この法令に違反しても罰則などは設けられていない。
この法令は、2006年の改正消防法の施行により義務化された法律で、新築住宅は平成18年から、既存物件については平成23年6月1日までに設置しなけれならないという内容で公布された。
設置については、以前は消防設備士の独占業務であったが、この法令の施行から住宅用火災警報器は誰にでも取り付けられるように法令や規格が整備された。
※設置場所は、市町村の火災防止条例により定められているケースがあるので自治体ごとの対応が求められる
火災報知器の効果
この法令は発布された背景には、建物火災による死者数の9割が消防用設備が義務付けされていない一般住宅の火災によるもので、そのうち6割が逃げ遅れによるもので、かつ6割が65歳以上の高齢者であったことから、早期に火災に気が付き避難できるようにすることが火災による死者数を減らすことにつながるという流れがあったようである。
実際にアメリカでは火災報知器の義務化後死者数が5割減少、イギリスでは4割減という実績があり法改正につながったようである。
逃げ遅れの死者数が6割で逃げ遅れが相当数減って5割減なら納得のいく数字だとおもう。
設置しないことで起こりうるトラブル
まず、貸主には「平穏かつ安全な住宅を提供する義務」が課されています。法令制度上で義務化されている火災報知器設備を設置した上で物件を貸し出す必要があります。
万が一、賃貸中の戸建てが火災に合い、死者が出てしまった場合に義務化されている火災報知器の設置義務を大家側が怠っており「平穏かつ安全な住宅を提供する義務」が果たされなかったことによる、死亡事故であり、瑕疵のある住宅を提供した大家に対して遺族が損害賠償を仕掛けてくる可能性も十分にあります。
死亡事故で心理的付きの瑕疵物件を取得した上に、遺族から損害賠償請求を受けるとなると悲しいやらなんやら分からないですね。
判例も調べてみたのですが現在のところ、裁判沙汰になっている事例はなさそうです。
まとめ
設置することのメリットに関しては、やはり安心で安全な住宅を提供する大家として、万が一のことを考えた上で法令に遵守した商品を提供することで訴訟リスクに備えることが出来るということではないでしょうか。
デメリットは、火災報知器を購入しないといけませんので費用が発生してしまいます。何もなければ特に罰則規定もありませんので、コストを削ってそのまま貸し出すという方もいるかと思いますが、当ブログではお勧めしません。
考え方としては万が一の際に訴訟リスクを負うぐらいでしたら、火災報知器を買って設置したほうがメリットがありそうですね。
安心、安全な住宅レベルまではしっかりとリフォームをして住宅を提供するべきです。
不動産賃貸業を始めたときに一番最初に設定した、最低限守るべき事項に、「人命にかかわる仕事、安心して安全に住める住まいを提供する」と決めていました、それが不動産賃貸業の使命とも思っています。
おすすめ火災報知器
訪問販売で、火災報知器を売られて請求書が来たら23万とか、そういった悲しいお話も聞きますが、先に述べたほうに、住宅用火災報知器はご自身で設置ができます。
電池の期限などもありますが、先に一定数まとめ買いで仕込んでおいて、条例に沿って貸出前に脚立で自分で設置しておくのが良いかと思います。
パナソニック製やホーチキ製など国内メーカーのものがオススメです。
ちなみに、私の自宅の報知器は、1個9,800円の超高級報知器を設置しています。おそらくネット通販で3,000円位の商品だと思います。入居当時の7年間の自分の情報弱者ぶりが悲しいです。
というか大家さんつけてよ!最近も更新してよって言われてますけど大家さんお願いしますよ!と毎日思っています。
あと、最後に埼玉とか千葉とかで有名な某楽〇や某健美〇で連載中の大家さんも使っている火災報知器をご紹介しますね。
多分この報知器を付けていると入居さん受け抜群で、特に賃貸付けをする仲介業者の人たちにウケが良いです、まず間違いなく、仲介業者は貴方のことを「真の大家」そして「誠の精神を感じる大家」と感じ貴方に対して、「こんな家賃じゃむりですよ」「AD積んでくれないと付けれませんねー」などの冷たい言葉をかけられることはなくなります。
次の日から貴方のことを尊敬の念を抱きながら「偉大な大家」と呼ぶことでしょう。
素晴らしいことです
ただ…
結構な値段がするので正直駆け出しの大家さんには高値の華の設備です。
え?
なになに?どうしても見たい?
教えてほしい?
僕も埼玉や千葉で活躍する某有名大家さんみたいになりたい?
え?なになに?
仕方がありませんね…。
正直これをお見せするのは私もリスクがあります
使っているベテラン大家さんから「なんで公開してんのや」とお叱りを受ける可能性があるからです。
その私が公開するリスクを理解してもらえますか?
「…」
「仕方ありませんね。」
特別に今回、このブログをお読みになっていただいてる方にだけお伝えしましょう
やばい…公開してしまった…大家業界から消されてしまうかもしれません…
クリックしましたよね?
クリックしたらわかってますよ?
トレースしてますからね、あなたのことわかってますよ?
カード情報ちゃんと入力して購入してくださいね
カードローンでの購入がおすすめです。
え?
詐欺?
なに?
は?
おわり